ホーチミンの日々

テト（旧正月）大晦日とテト当日の１泊２日でフーコック島へ行ってきました。
フーコック島はベトナム南部の島で、大きさは淡路島程度、場所はカンボジアとの国境の南側でどちらかと言えばカンボジア領と思ってしまう場所にあるリゾート地だ。

フーコック島へはベトナムのＬＣＣベトジェットエアで。一人往復１万円程度。ハイシーズンでなければもう少し安かったと思われる。

ベトジェットエアは、空港の中でも独自のエリアを持っていて勢いがうかがえた。赤色の背景に黄色の文字でいかにもベトナム人が好きそう、かつ新興勢力感のある配色。
こういうＬＣＣはサービスが良くなさそうであるが、到着と同時に「赤ちゃんを連れているので、奥にある専用のチェックインカウンターを使ってください」と、ちゃんと案内をしてくれた。通常のチェックインカウンターは長蛇の列だったので、これはナイス対応！専用カウンターでは、他の子供連れ客から、ベトナム人お得意の横入りを２度ほどくらいながらも撥ね退けることに成功し、１０分程度でチェックインが完了。荷物の重量制限は一人７kgだったが、これも楽勝で突破。

荷物検査を終えて待合スペースへ。テトで実家に帰る人たちで待合スペースはごった返していた。心なしか、みんなからはワクワク感が伝わってくる。
待合スペースにはカフェや土産物屋があり、そこで「ＸＩＮ　ＣＨＡＯ（こんにちは）」とレゴのベトナム人が言っているトートバッグを発見。こんなかわいいやつ街中で見かけたことないぞ！しかも18万ドン（900円）なら高くない！ということで、出発前からお土産を購入。荷物が増えた。

さて、出発まで約１時間。実は気になることが。このベトジェットエアは非常に悪名が高く、噂によると定時出発率が０％らしい。つまり１００％遅延するということ。ベトナムらしいが、褒められたものではない。今回は１泊２日なのであまり遅延されると遊ぶ時間がなくなってしまう。さぁ、ベトナム人の本気を見せてくれ！
とか祈っていると、なんと予定時刻より早く搭乗が開始された。え？逆にいいの？ラッキー！しかし、早いということは定時出発ではないので、あいわらず定時出発率は０％か。いずれにせよ手前はウェルカムです！

ベトジェットエアの内部は、ビジネスクラス等は無く、安そうな偽の革製の椅子が両サイドに３つずつ。前の座席の距離は意外とあり、そこまで狭いとは感じない。ＣＡのユニフォームは赤ベースにバーバーリー的なチェックが印象的。キュロットで活発な感じであり、妻はかわいいと大興奮。ちなみに、このユニフォームの子供用は機内販売で購入でき、帽子が２００円、服が６００円、ズボンが３００円とお安め。
ちなみに、ベトジェットエアは就航当時、ＣＡがビキニ姿でサーブしたことで一躍有名となったらしい。

フライトは１時間丁度。実際、離陸してから着陸までは４０分程度で、飛び立ってちょっとすると「着陸態勢に入りますのでシートベルトを締めてください」とアナウンス。あわただしいけどすぐに着くのは嬉しい。
本当にあっという間にフーコック島へ到着した。

空港はどうやら最近改築したようで、何もかもが新品。トイレが綺麗！
空港には特に予約していなかったけど、ちゃんとホテルの出迎えが来てくれていた。
今回は一泊二日だけなので奮発してサリンダプレミアムリゾートというところを予約。エクスペディアで１泊４万円が半額の２万円に割引されていたので飛びついたのだ。
もう一組客がいるということで、少し時間つぶし。空港前の道路にはほとんど車が来ず、広い道路を百花が嬉しそうに走りまわっている。乾季の今は湿度も低く、風がとても気持ち良い。青空も最高！気候だけで言えばハワイよりも上だろう。