2018/07/13

美容脱毛日記 Vol.1 「Tからの提案」

ここホーチミンには、後輩Tがいる。
2年と少し前に私が引継ぎした相手だ。
つまり、Tは既にホーチミンに2年と少し居ることになる。
他社へ出向しているので、普段はこちらのオフィスには来ない。

とにかく、そんなTが用があってオフィスに来た際に、「そういえば、脱毛しませんか?というか所長を脱毛させたいんですが」と提案してきた。

おい、Tよ。あなたはどんな所長像を描いているのだ。

ふむ。それにしても、どちらかというと体毛は濃くないこともあり、生まれてこの方、脱毛しませんかというお誘いを受けたことが無いし、もちろんあなたを脱毛させたいと懇願されたこともない。
どちらかというと、将来的に増毛のニーズは出るんじゃないかと思っているくらいで、わざわざこの身体から毛を無くすことなんかしなくても良いはずである。

しかし、これが街中で声を掛けられたのであれば、即座に上記理由から断っていたはずだが、後輩からニヤニヤしながら提案されると、それはそれで関心がわくものである。
たしかに、髭については毎朝面倒だし、自分は肌が弱いため、シェーバーでも肌が負けるためあまりしっかり剃ることができず、剃り残しを容認せざるを得ない。
これが根元からなくなるのであれば、それはそれで素晴らしくゆとりのある朝と、時間経過を感じさせない夕方の口周りが待っているのではないのか。
いや、とはいえ親からもらったこの身体。そう易々と手を加えるわけにはいかない。そう、自分は保守本流を行く男なのだ。
などとうだうだ考えていると、後輩Tが決定的な言葉を口にした。
「ブログに書けますよ」

決定的だった。ゴールキーパーも抜いて、無人のゴールが目の前にあった。

こうして私は「ブログに髭を売った男」として生きていくことを決めた。

既につるつるの口を想像してニヤニヤしている自分がそこにいた。

美容脱毛日記 Vol.1 「Tからの提案」


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Posted by サイ@ホーチミン at 20:26│Comments(0)脱毛日記
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