2018/08/28
美容脱毛日記vol.14 Tが痛みを知った日
さて、永久脱毛という衝撃が、レーザーの衝撃を超えてきて、唖然としていたそのころ、隣ではTの脱毛が始まった。
以前にも書いたが、Tはせこいので、頬ともみあげの周辺だけのコースを申し込んでいる。
当然毛が少ないので、前回なんか「まじ気持ちいい!」と余裕をぶっこいていた。
そして今回も始まると「きもちい、さいこう」とつぶやいていた。
上司にだけ痛い思いをさせて自分は気持ちよくなっているTに、怒りの鉄槌を食らわせたい。今しかない。
そこで、ベトナム人看護師さんにTには理解できないベトナム語で指示を出した。
「ちょっとだけサービスで顎髭に近づいてあげて!彼は毎朝悩んでいるんだ!」
無言で頷く看護師。
ブゥアチーン!!
「ぐふぁ!!!痛い!死ぬ!!」
Tがシャウトした。
ついにTが痛みと出会った。
そしてその後、数回連続して出会いまくった。
Tは瀕死の重傷だった。
しかし、人は痛みを知ることで優しくなるのだ。
これで、勝手に脱毛の予約を入れることもなくなるだろう。
涙目のTを見て、私は優しく微笑んだ。
Tもそれを見て、半分にらんで半分優しく微笑みを返してきた。
(この後、生ガキを食べに行こう)
二人の間に言葉はいらなかった。
以前にも書いたが、Tはせこいので、頬ともみあげの周辺だけのコースを申し込んでいる。
当然毛が少ないので、前回なんか「まじ気持ちいい!」と余裕をぶっこいていた。
そして今回も始まると「きもちい、さいこう」とつぶやいていた。
上司にだけ痛い思いをさせて自分は気持ちよくなっているTに、怒りの鉄槌を食らわせたい。今しかない。
そこで、ベトナム人看護師さんにTには理解できないベトナム語で指示を出した。
「ちょっとだけサービスで顎髭に近づいてあげて!彼は毎朝悩んでいるんだ!」
無言で頷く看護師。
ブゥアチーン!!
「ぐふぁ!!!痛い!死ぬ!!」
Tがシャウトした。
ついにTが痛みと出会った。
そしてその後、数回連続して出会いまくった。
Tは瀕死の重傷だった。
しかし、人は痛みを知ることで優しくなるのだ。
これで、勝手に脱毛の予約を入れることもなくなるだろう。
涙目のTを見て、私は優しく微笑んだ。
Tもそれを見て、半分にらんで半分優しく微笑みを返してきた。
(この後、生ガキを食べに行こう)
二人の間に言葉はいらなかった。
Posted by サイ@ホーチミン at 22:25│Comments(0)
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